【ドクター取材】再生医療や幹細胞について たにまちクリニック院長 鈴木昌秀

たにまちクリニック「鈴木昌秀」院長にお話しを伺いました。たにまちクリニックは大阪市天王寺区にある栄養療法に力を入れている形成外科や美容外科を専門としたクリニックです。

動画で見たい方は、以下の動画をクリックしてください。

施設名 医療法人秀黄会 たにまちクリニック
院長 鈴木昌秀
医療科目 形成外科・美容外科・美容皮膚科
電話番号 06-6776-8966
所在地 〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町6丁目9−21 FUSION+(フュージョンプラス)7階
地図
目次

たにまちクリニックの特徴

もともとは形成外科出身の美容外科をやっており、美容系の手術がメインのクリニックでした。

しかし、その途中で栄養を使った栄養療法という治療に出会いました。

美容外科では外見を綺麗にしていくのですが、栄養療法では体の中から綺麗にしていきます。

外面と内面の両方からアプローチをするという点で、一般的な美容クリニックとは異なりますね。

人間は健康が最も重要であって、その前提の上に美容があります。

その両方を並行して進められるのが、たにまちクリニックの特徴です。

培養上清液を使った治療に対する考え

幹細胞の培養上清液などを用いた治療は間違いなく最先端の治療でしょう。

また、そこに含まれる豊富なサイトカインは、非常に有効な治療につながることもわかっています。

それらを体に入れたとき、どのように変化していくのか、どのような効果があるのかという点に非常に興味があります。

個人的にはどんどんと、トライしていきたいと思っています。

具体的にどのような効果が期待できるか

美容の点では、皮膚がきれいになっていくことがあげられます。

体内に入れた際には、ひょっとするとがんの抑制にもつながってくるのではないかという期待もありますね。

現にそういった結果を出している仲間の先生も多くいらっしゃいます。

しかし、すべての人に同様の効果が得られるかは、今後継続してやっていかなければわからないことです。

それでも可能性がある治療だとは思いますし、期待はできるでしょう。

今後の課題

まだまだ症例数が足りないことが第一の課題です。

いろいろな症状の方に投与し、どういった結果になるのかというデータを蓄積していくことが必要でしょう。

蓄積したデータから、こういった場合にはこれくらいの量を投与するという適切な使用法を見いだしていかなければなりません。

具体的には、例えば皮膚を綺麗にしたいという患者さんがいたとき、どういったものをどれくらい使ったらいいかというデータを蓄積していくことが今後の課題です。

どんな患者の相談が多いのか

最も多いのが、たるみやしわなどの美容の相談です。

一方で、栄養療法をやっているため、他のクリニックでなかなか改善しない不定愁訴や不調を抱えている人が相談にやってくるも多いです。

そういった患者さんは、口コミや紹介でなかまちクリニックを見つけてくれることが多いです。

そこには、しっかりとした信頼関係があるといえます。

治療におけるポリシー

会話を通じて患者さんが望んでいることを探り出すことを大事にしています。

例えば、美容が目的で来た人も見るからに体調が悪そうな患者さんが来たとき、食事をちゃんととっているか、どんなものを食べているかなどを最初に聞きます。

結果として、美容外科ではなく栄養療法につながるということもあるわけです。

他にも、目を綺麗にしたいという患者さんに、別の個所を提案させてもらうことなどもあります。

最後に決めるのは患者さん自身ですが、患者さんが望んでいることが必ずしもプラスになるとは限りません。

患者さんの希望がプラスになるかどうかをプロとして見極めて、適切なアドバイスすることが必要であると考えています。

とにかく相手の話をよく聞くことを大事にしているということですね。

目次