この度、当機構に関わるドクターが、テロメア長測定検査において驚異的なデータが得られましたのでご報告いたします。
本ドクターは、幹細胞による治療と定期的な幹細胞培養上清液の皮下注射を継続しております。
幹細胞治療や幹細胞培養上清液治療の治療内容や期待される効果については「幹細胞についての最重要情報と当機構の役割」にて詳しく解説しています。
検査結果の概要
被験者プロフィール
- 年齢:59歳(男性)
- 治療内容:幹細胞培養上清液の皮下注射を定期的に実施
- 検査実施日:2025年10月
テロメア長測定結果
- テロメア長:774.28kb
- 同性・同年代比較:1,091名中 4位
- 同性・全年代比較:513名中 20位
- 男女・全年代比較:1,091名中 32位
59歳という実年齢でありながら、同年代の中で4位、全年代を含めても20位という結果は、幹細胞治療が細胞レベルでの若返りに寄与している可能性を強く示唆しています。
※本レポートは「Healthree合同会社」によるテロメア長測定検査報告書に基づき作成しています。
「テロメア」って何? ―細胞の寿命を決める”命のロウソク”
私たちの体は「細胞の寿命」で決まる
人間の体は約37兆個の細胞でできています。皮膚も、内臓も、血液も、すべて細胞が集まってできています。
これらの細胞は日々、古いものが死んで、新しいものが生まれるという「細胞分裂」を繰り返しています。
では、この細胞はいつまで生まれ変わり続けることができるのでしょうか?
実は、細胞には分裂できる回数に限界があることが分かっています。
人間の細胞は約50回分裂すると、それ以上分裂できなくなります。これを「ヘイフリック限界」と呼びます。
この50回という限界を寿命に換算すると、約120年。
これが「人間の寿命の限界は120歳」と言われる理由です。
テロメア=細胞の”命のロウソク”
では、細胞はどうやって「あと何回分裂できるか」を知るのでしょうか?
その秘密が「テロメア」です。
テロメアは、私たちの遺伝情報が詰まった染色体の”先端キャップ”のような部分です。
靴ひもの先端についているプラスチックのキャップを想像してください。
あれがないと、靴ひもがほつれてしまいますよね。テロメアも同じように、大切な遺伝情報を守る役割をしています。
重要なのは、テロメアは細胞が分裂するたびに少しずつ短くなっていくということです。
まるで、燃え続けるロウソクのように。ロウソクが短くなって燃え尽きるように、テロメアも短くなって限界に達すると、細胞は「もう分裂できません」と分裂を停止してしまいます。
つまり、テロメアの長さ=細胞の残り寿命なのです。
関連記事:ヒトは120歳まで生きられる!?細胞分裂と寿命の関係を徹底解説!
テロメアが短くなる2つの原因
テロメアは、大きく分けて2つの理由で短くなります。
1. 加齢による自然な短縮
細胞が分裂するたびに、テロメアは自然と短くなっていきます。これは避けられない老化現象です。
20代、30代、40代と年齢を重ねるごとに、誰のテロメアも少しずつ短くなっていきます。
2. 生活習慣による”加速的な”短縮
しかし、問題なのはここからです。
実は、悪い生活習慣がテロメアの短縮を大幅に早めてしまうことが分かっています。
同じ50代でも、テロメアの長さには大きな個人差があります。その差を生むのが、これまでの生活習慣なのです。
喫煙・過度の飲酒・運動不足・偏った食事・栄養不足・慢性的なストレス・睡眠不足・肥満・メタボリック症候群などは、テロメアの短縮を早める要因になります。
テロメアが短いと何が起こる?
テロメアが短くなると、細胞が老化し、体全体も老化していきます。
研究によると、テロメアが短い人ほど以下のリスクが高くなることが分かっています。
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病
- 認知症
- 免疫力の低下
- 見た目の老化(シワ、シミなど)
逆に、テロメアが長い人は若々しく、病気にもなりにくいと考えられています。
今回の検査結果:59歳で20代の細胞年齢
驚異的な数値
改めて、幹細胞治療を定期的に受けているドクター(59歳男性)のテロメア長の結果を確認します。
測定結果
テロメア長:774.28kb
同性・同年代比較:1,091名中 4位

同性・全年代比較:513名中 20位

男女・全年代比較:1,091名中 32位

これ、どれくらいすごいの?
数字だけ見てもピンと来ないかもしれません。分かりやすく説明しましょう。

一般的な50代男性のテロメア長
- 平均:約533.46kb
- 中央値:524.08kb
今回の結果
- 774.28kb
つまり、平均より約240kbも長いのです。
さらに驚くべきことに、この数値は20代男性の平均値(585.97kb)をも大きく上回っています。
つまり、実年齢59歳でありながら、細胞は20代、いやそれ以上に若いという結果なのです。
同年代との差は歴然
検査データによると、一般的な50代男性のテロメア長は加齢とともに明らかに短くなっています。しかも、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている人は、さらに短い傾向があります。

- 基礎疾患なし:約555kb
- 高血圧症:約501kb
- 糖尿病:約513kb
今回のドクターの774.28kbという数値は、これらを圧倒的に上回っています。
まとめ
定期的な幹細胞治療により、59歳で細胞年齢20代相当のテロメア長を維持できたという今回の結果は、再生医療の可能性を示す重要な一例となります。
当機構では、今後もこのような臨床データを蓄積し、幹細胞や幹細胞培養上清液が持つアンチエイジング効果の科学的検証を進めてまいります。
現在、何らかの問題を抱えており、幹細胞もしくは幹細胞培養上清液を活用した治療を検討したいという方は、こちらのフォームからご相談ください。
ひやかしの質問や相談だと思われるものにつきましては、一切お返事しておりませんが、実際に悩みを抱えていらっしゃる方の真剣なご相談につきましては、すべて何らかの回答をさせていただいております。
ご相談いただく際には、できるだけ詳しい情報を記載していただくと、より適切な回答ができます。
年齢、性別、居住地、既往歴、現在抱えていらっしゃる問題はいつから悩まれているのか、これまでの治療やその効果、現在の状況など、できるだけ細かく書いていただければ、当機構の代表や関係ドクターの見解や当機構でお力になれる内容についてお伝えいたします。
ただし、「治験の紹介をしてほしい」というご相談をよくいただくのですが、残念ながらこれはできません。
治験というものは、製薬会社や医師が厚生労働省に届け出たうえで、新薬開発のために行う臨床試験で、国内で幹細胞に関わる治験も行われてはおりますが、その数はかなり少なく、極めて限られた範囲の疾病にしか適用されません。
治験に参加したいと言われる方は大勢いらっしゃるのですが、実際にはその中のほとんどの方が受けられないという現状があります。
当機構では、幹細胞やその培養上清液を、治験ではなく、すでに実際の治療に活用している国の機関の関係者や、病院、ドクターからの情報を直接得ながら、実際の治療につなげることが大事だと思っております。
特に、重篤な疾患等につきましては、治験を待っている余裕などないというケースがほとんどですので、状況に応じて、すぐに診察、治療を開始できるクリニック等におつなぎする方がよいと判断するケースが多々あります。
現在は他家幹細胞を使った治療は海外でしか受けられませんし、培養上清液を使った治療は国内で受けられるとは言っても保険が適用されないため自費診療になってしまいますが、それも含めて検討される場合は、遠慮なくご相談いただければと思います。
将来的には、日本国内において、他家幹細胞を使った治療ができるようになることや、幹細胞および培養上清液の治療が保険適用となるよう、当機構としては活動を推進していきたいと思っております。
